ここ最近のサンダーあれこれ

みなさんこんにちは!Alex-Thunderです。
始まりましたね!NBAの2021-2022シーズンが、そしてサンダーのシーズンが!

ということで最近のサンダーがどうなっているのか、個人的な見解を述べていきたいと思います。


開幕から7試合を闘って1勝6負のサンダー。とはいってもタンクシーズンなので勝敗はあまり気にしても意味が無いです。むしろ順調に負けているな〜という感じ。はい。

しかし、試合を見ていると、やっぱり面白い。特にホーム開幕戦となった3試合目のシクサーズ戦は敗れはしたものの、シェイの復調、ルーキーのギディの活躍があり、新しいサンダーの幕開けを感じさせました。

ギディはルーキーながら、そしてまだ19歳ながら目を見張る活躍を続けています。シクサーズ戦で19P8R7A、勝利した5戦目のレイカーズ戦で18P10Aのダブルダブル(NBA史上3番目の若さで10アシスト達成)と、その活躍は早くもROTY候補に挙げられるほど。

彼はサンダーがこれまで必要としていた、サイズがあってウイングにもなれるガードで、シェイとの相性も良さそう。

加えてパスセンスが抜群に優れていて、ここまで5.9アシストをアベレージ。試合中に何度も鋭いキックアウトパス、ピックからゴール下への合わせのパスを味方に供給していて、それでいて自らペネトレイトしてレイアップやフローターも決めています。

彼にボールが渡ると「次にどんなプレーを見せてくれるんだろう」とワクワクさせられます。恐るべき19歳。


次にエースのシェイ。開幕2試合は不調で、「あれ?らしくないなぁ」という感じでしたが3試合目から復調してここまで22.9Pをアベレージしています。

特にステップバックならぬ「サイドステップ」スリーが好調で、勝利したレイカーズ戦の第3クォーター終了時にブザービートで決めたスリーポイントは素晴らしいハイライトプレーでした。

若干今シーズンはリム付近でのレイアップフィニッシュに苦戦してますが、彼ならアジャストしてくれるはず。今後はもっとギディとの連携も深めて、ヤングバックコートコンビとしてリーグを盛り上げていって欲しいです。(彼自身も契約延長したことですし、オールスターを狙っているはず)


一方やや不安なのがべイズリー。個人的に今シーズン1番期待していた選手なのですが、ここまで平均10.7P、3Pパーセンテージが21.6%と大苦戦。試合を見ていても入るシュートと入らないシュート(エアボールが多い!)がはっきり分かれていて、不安定なのが明らかです。

個人的な彼のシーズン前からの注目点として、「左手フィニッシュのレイアップができるようになるかどうか」を挙げていたのですが、まだぎこちないし、ほとんどが右ドライブからの右手フィニッシュに偏ったままです。

今後の課題として、3Pシュートの確率に加えて左手フィニッシュができるようになる(トライする)必要があります。

PFポジションはチームの天井を左右する重要なポジションだと考えているため、何とか頑張って欲しいところ。プレーの幅を広げてくれ!ベイズ

余談としてサンダーは彼に4年目のチームオプションを行使しました。これで今シーズン中のトレードの可能性は減ったのは彼にとって朗報。
オプションを行使されなかった19年ドラフト組のロビーと比べ、チームは彼に期待しています。ファーガソンルートにはならないで欲しい…


そしてもう1人の注目選手であり、ベイスリーとポジションを争うPFである2年目のポクシェフスキー。彼もまた3Pパーセンテージが26.3%とシュートが不安定。

彼はベイスリーと違ってプレーの幅だけ見ればエリート。たまにKDのようなトップからの3Pを鮮やかに決める時もあります。が、全体的に見てプレーの精度がまだまだ。

ただ、彼もまだ19歳。ギディが年齢の割に成熟しすぎているせいで比べてしまいがちですが、まだまだこれから伸びしろがたくさん残っているし、時間もあります。ゆっくり経験を積んで成長していって欲しいです。彼は長い目で見ていきましょう。


最後にドート。22歳ながらリーグでも屈指のディフェンダーは今シーズンも健在。シクサーズ戦の第3クォーターで見せたコルクマズ相手の2連続スチールはチームだけでなく見ている人全てを熱くさせるものがありました。

既にミッチェル(ジャズ)、カリー(ウォリアーズ)など各チームのエースとマッチアップして、苦しめているのはさすがの一言です。

今シーズンここまでのサンダー全体のディフェンスはあまりよくありませんが、今後強固なディフェンスを築いていくには彼のパッションが不可欠。これからもチームにエナジーを与えるゴートゥーガイとして支えていって欲しいです。


再建シーズンでもここまで楽しく試合を見れるのも、再建が順調に進んでいる証。

思えばシーズン前のドラフトで、サンダーが6位指名権でギディを指名した時は「いつまでタンクするんだ」と批判されました。

しかし、周りの批判をよそに、ここまではサンダーのGMサム・プレスティの構想通りにチームが作られていっています。今シーズンタンクして、来シーズンのドラフトで有望なビックマンを指名できればチームの再建は加速しそうです。

今シーズンはまだ始まったばかりで、様々なアップダウンがあるかと思いますが、個人的にはタンクシーズンですし、勝敗云々ではなく、若手の成長を楽しみに気軽に試合を観戦していきたいです。

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