昨シーズンのサンダーの振り返り

みなさんこんにちは。Alexです。
今回は時をさかのぼって、昨シーズン(2019-2020)のOKCサンダーについて書いていこうと思います。

▫昨シーズンの主なロスター
スタメン
→Chris Paul(クリス・ポール) / shai Gilgeous-Alexander(シェイ・ギルジャス=アレキサンダー) / Lugunentz Dort(ルーゲンツ・ドート) / Danilo Gallinari(ダニーロ・ガリナリ) / Steven Adams(スティーブン・アダムス)
ベンチ
→Dennis Schroder(デニス・シュローダー)/ Terrance Ferguson(テレンス・ファーガソン)/ Abdel Nader(アブデ・ルネイダー)/ Darius Bazley(ダリアス・ベイズリー)/ Nerlens Noel(ナーレンズ・ノエル)


エストブルック、ポールジョージ体制で望んだ前シーズン、プレーオフ1回戦でブレイザーズのリラードの前に敗れ、1回戦敗退となり、直後のオフにOKCは大胆な改革に乗り出します。
ポールジョージをクリッパーズにトレードして若手有望株のシェイ、ベテランのガリナリを獲得。フランチャイズプレイヤーのウエストブルックもロケッツにトレードし、クリスポールを獲得しました。(それぞれ指名権もたくさん獲得)
前評判は決して高くなく、当時のクリスポールは、既に衰えた選手というふうに見なされていて、プレイオフを逃すとい評価でした。

しかし蓋を開けてみると、クリスポールを中心にサンダーは快進撃を見せます。序盤こそ負けがこみましたが、12月以降は高勝率を上げ、ウェスタン・カンファレンスにおいて、1月に7位、2月に5位と順位を上げていきました。
チームリーダーのクリスポールと、若手のシェイの成長、シックスマンのシュルーダーのエネルギッシュなプレーに支えられて勝率を伸ばします。3選手ともガードの選手であったことから、サンダーは3ポイントガードラインナップが強い、と恐れられるようになりました。(中でもポールのクラッチショットには何度も助けられ、接戦にめっぽう強いサンダーと呼ばれました。)


2月のトレードデットラインで、ガリナリをヒートにトレードする噂が出ますが、直前で踏み止まり、再建ではなく、高順位を目指す方針を固めます。
(シーズン前はサンダーは今シーズンで契約の切れるガリナリを指名件と交換すると言われていた)

その後3月11日のジャズ戦の開始前に、対戦相手のゴベール選手がコロナに感染している事が発覚して試合が中止に。そのままリーグ全体も試合を無期限で延期することを発表。オーランドのバブルでシーディングゲーム、プレイオフが行われるまで約半年間試合が行われないという異例の事態となりました。

幸いサンダーからはコロナ感染者は出ず、8月のバブルにはフルメンバーで戻ってきました。バブルでリーグ戦の残り試合を消化し、最終的に44勝28敗でウエスタン5位シードを獲得。プレイオフでハーデン率いる4位ロケッツと対戦することになりました。このシリーズはシーズン前のウエストブルックとクリスポールのトレードを行った両チームということで大変注目されました。

先にロケッツに2勝を許したサンダーは、第3戦で、ドラフト外ルーキーのドートを中心にハーデンを徹底マークして延長戦でロケッツを撃破。1勝2敗とすると、続く4戦目もポール、シュルーダーの活躍で接戦を制し、2勝2敗のシリーズタイに持ち込みます。Alexは生でこのシリーズを見ていたのですが、特に4戦目のポールの活躍には痺れました。

接戦で強いサンダーは5戦目を敵軍のハーデンらの活躍で落としますが、6戦目をポールのクラッチゲームで勝利。ロケッツはこの試合から怪我明けのウエストブルックが復帰していましたが、ポールが終盤で彼を圧倒しました。負けたら終わりの中、サンダーがロケッツとのゲームを第7戦まで持ち込むことに成功。

最後の第7戦も熱い接戦のゲームになりましたが、ルーキーのドルトのゲームハイの30得点も虚しく、102-104で敗れ、シリーズトータル3-4でプレーオフ1回戦敗退となりました。


このシリーズの後、サンダーはクリスポールらをトレードして完全再建に乗り出し、現在に至ります。なので、このクリスポールを中心としたシーズンは1シーズンしか見ることが出来ませんでした。

振り返ると色んなことがあったシリーズでしたが、間違いなく言えるのは、このシーズンのサンダーは見ていて面白かった。チームとしてよくまとまっていた。ポール、ガリナリ2人のベテランの勝負強さ、シェイ、ドート、べイズリーの若手トリオの台頭、アダムス、シュルーダー、ノエルの中堅選手らもチームの土台として活躍してくれました。

シーズンが始まる前までは期待の薄かったこのチームが、プレイオフに進出して、強敵ロケッツを苦しめたこのシーズンは、コロナ問題と相まって、Alexのなかでとても印象的なものとなりました。

今シーズン、ポールやシュルーダー、アダムス、ガリナリ、ノエルはもう居ません。ですが、新しく加わった選手たちと共に、新シーズンのサンダーを応援していきたいと思っています。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。